●2000年 シックハウス症候群疫学調査
〜シックハウス症候群〜眼・気道粘膜の症状はホルムアルデヒド濃度に依存
2000年8月〜10月に、大阪府下を中心とした関西在住のシックハウス症候群を訴える応募者83人とその家族111人、対照群として健常者38人の疫学調査と居住住宅95戸、
205室のホルムアルデヒド測定と、間取り・換気等の住宅および住まい方の調査を実施しました。
医師・建築・測定・環境の専門家最低4人がチームを組み、各家庭訪問により調査を行いました。
ホルムアルデヒド平均濃度は応募者群の住宅と対照群の住宅で有意差が見られました(下表)。
厚生労働省の指針値(0.08ppm)を上回る住宅は応募者群で55.8%、対照群で43.6%にのぼり、築年数4年にホルムアルデヒド濃度の高い傾向が見られました(右上図)。
 応募者の自覚症状(右中図)は、いずれもホルムアルデヒドに暴露されると現れる臨床症状で、(最下図)のようにホルムアルデヒド濃度が上昇すると、咳、倦怠感、
<研究主体>
 NPO・シックハウスを考える会 
<共同研究>
 大阪大学大学院国際公共政策研究科
 関西医科大学公衆衛生学教室
 
関西医科大学耳鼻咽喉科教室
 大阪市環境科学研究所
 大阪府医師会
 全国保険医団体連合会
 全国研究賛同医師団
 大阪府建築士会

シックハウスを考える会 代表:上原裕之
e-mail:milk@sickhouse-sa.com
大阪府四條畷市田原台4丁目6-2TEL: 0743-79-9103 FAX: 0743-79-9153