「保育園経営者、自治体に医師、建築士、化学者によるシックハウス対策希望が増える」

大阪府、東京都ではやはり、元々アトピーや喘息を持つ乳幼児にまで医師がみて安全が確認できる保育園を希望する保育園経営者が増えています。また、市や、区、府、都も関心を寄せているようです。

私たちはすでに都内で2箇所、大阪で1箇所(認可、認定)計3箇所の新築保育園のシックハウスコンサルを行うことになりました。そのうち2件は我々の会の調査研究に参加している設計事務所を紹介いたしました。

これら3箇所に関しては基本的に我々のデータベースに必要な分析結果を有するものしか採用しません。また、入園前、入園後の体調の変化の問診や検診も医師が行う検討をしております。

しかし、まだまだ建材メーカーの中には、保護者や、教育関係者、自治体が安全の根拠となる「データ」に裏付けられた建材を使用して建てたいというニーズが起きているのに、そんな検査費用を払ってまでデータを取るのは馬鹿らしいというところが少なくありません。

わずか2ヶ月ほどで3件の依頼があり、これらが完成した際には自治体関係者も見学にこられる予定です。それゆえ、今後は保育園関係のシックハウスコンサル依頼は増えると思います。

そうなれが従来の発想で保育所設計をされている設計事務所、従来の感覚で納入している建材メーカーは長期的に見たら保育所経営者や認可する各地の自治体から距離を置かれる可能性もあると考えます。

このような流れに率先して対応しようと考える建材メーカーや設計事務所の皆さんはご連絡ください。一緒に勉強してゆきましょう。

今回のコンサルはもうすでに何例も現場調査に参加して結果を出している会の主要なメンバーで対応します。

しかし、本気で勉強しようと考える建材メーカーや建築士の皆さんには現場見学を含め勉強していただく機会を提供するつもりです。